離せば赦す

また書き始めました

身に覚えのない予約が入っていた

ついさっき、身に覚えのない電話番号から着信。

普段なら一旦スルーして、電話番号を調べてから出るのだが今回は若干着信が長かったこともあり出ることにしてみた。気が向いたというやつだ。

出なきゃよかったということではないが、あまりにも驚いたため急遽ここに書き残すことにした。はじめに書いてしまうと、この電話をかけてきた相手も私も被害者と言わんばかりの、寝耳に水の出来事である。

着信に対応する。誰だか分からないため「はい」と出る。突然「今日、予約入ってるんですけど」と男性がやや張りつめたような声で言葉を走らせた。

予約?

外食の予定は入っていない。

ここ2,3週間は咳喘息だ。食事だろうが、美容室だろうが、勉強会だろうが、咳が酷い日が多くてそんな予定は入れられない。職場と家、ときどき病院。

「何のことですか?」と聞く。

「お名前教えて下さい」と言われる。若干怒り気味の口調だ。

「予約って何のことか分からないんです」と再度伝える。

怒りが収まらないようで、苗字だけ伝える。

 

男性からは「アロママッサージの予約が〇〇〇から入っている」と。

〇〇〇とは、美容系のクーポンアプリである。練習生などが個人でもクーポンを発行できるようで、アプリだけ入れてたびたび開いていた。

しかしこれまで条件は合わず、実際に予約に至ることはなかった。

マッサージと聞いても、まったく身に覚えがない。

「すみません、全く身に覚えがなくて。何のことか分からないんです」と伝える。

サロンの男性は到底納得せず「〇〇〇を開いてみてくださいよ」と強めの口調で訴えてきた。アプリ経由であれば当然サロン側にも履歴は残っているだろうから、でっちあげなんてことはなさそうだった。

 

アプリを開いてみると、驚くことに私のアカウントから3つほど候補をあげた予約の申し込みが入っている。サロン側アカウントはそれに応じて予約を確定させていた。

候補のうち日時を決めたメッセージを入れたサロン側は、返信がない私のアカウントに対し「こちらで確定といたします」とメッセージを送って念押ししていた。

運営会社からは「初めてのご予約ありがとうございます!」と別途でメッセージが入っていたのだ。

 

私は、このアプリを滅多に使用しない。確かに最近一度開いたが、その開くことさえも稀だ。これまで予約に至るサロンに巡り合ったことがなかったため、このクーポンアプリと自分にそこまで当てはまることがなかったのだろう。

そういう経緯もあり、iPhoneには通知許可を入れておらず、サロンや各メッセージに全く気付かなかったのである。

 

全てが寝耳に水だった。

 

予約履歴の画面を見れば、誰もが私が予約を入れたと思うだろう。

ログイン履歴の位置情報も、端末にそんなに細かく残っていない。

 

また、予約はしていないが若干恐い部分がある。

一度私が探した検索条件に沿ったサロンが今回の予約対象になっていた。

ランダムに今回のサロンが引き出されたわけでもなさそうだ。

普段の行動範囲からほど近く、お値段もお安い。

もしも誰かが私のアカウントをハックしていれば、私の検索履歴も同時に見られるだろう。検索条件履歴は保存されていたから当然だ。

 

完全にハックされたのではないかと思うが、位置情報サービス等、iPhoneを調べても分からない。facebookアカウント連携で使用していたため、ほかのサービスも危うい。

 

運営会社には事情を話して問い合わせたが、証拠がない。

同様の事案がないかTwitterGoogleを使用して検索してみたが、全くと言っていいほど見当たらない。

ほんの2000円である。

 

さまざまな状況を加味してすこし考えたが、少なくとも運営会社もサロンも加害側ではなさそうだ。

 

私個人は、自分もサロンも被害者と想定して対応に動く。

だが哀しいことに、サロン側からしたら私のことを加害者と思っているかもしれない。実名も電話番号も一致している当人がとぼけているように見えるだろう。

それは哀しいが、現状はどうにもならない。

 

それにしても、わざわざこんなことを誰がするのか。理由があまり見当つかない。

余程の愉快犯か私への嫌がらせと思えるが、どうにも腑に落ちない。

 

現在運営会社へは問い合わせ中だ。予想に過ぎないが、事実関係が確認できる気がしない。ITリテラシーの薄い私が書く科白ではないが、展望は薄いような気がしている。

そうはいっても、運営会社へ問い合わせたところで進捗がなければ警察への相談も検討しなければいけない。

三連休最終日の夜に雷より強い衝撃が私に落ちた。